【不動産投資 ドバイ編 Part③】 誰もが知る日本人投資家からYoutuberまで?今ドバイに大富豪が集まるヒミツに迫る

前回のドバイ編Part②では、アラブ首長国連邦の首都であるアブダビを取り上げて、ドバイとアブダビの特徴を比較しながら、両首長国の違いについて解説しました。

 

まだPart②をご覧になっていない方はこちら

 

そして今回はドバイ編Part③です。今、誰もが知る日本人投資家や某著名Youtuberをはじめ、多くの大富豪がドバイに拠点を移しています。なぜ日本からも距離があるドバイへわざわざ移動するのか、不思議に思いませんか?そこでこの記事では、ビジネスハブの地位を争うドバイのライバル、シンガポールの特徴を取り上げながら、ドバイに世界中の大富豪が集める秘密を解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

 

【ドバイvsシンガポール】世界トップのビジネスハブに君臨するのは?

 

かつては「中東のシンガポール」を目指していたドバイですが、今ではそのシンガポールをも凌ぐ勢いで発展を続けています。なぜドバイはここまで成長できたのか、ビジネスハブのライバルとも言えるシンガポールの特徴と併せて解説します。

 

”中東のイメージ”を払拭したドバイが猛攻

 

シンガポールは東南アジアに位置しており、人口が世界トップの中国やインドという巨大な市場にアクセスしやすいことは、グローバル企業にとっては大きな利点です。世界の空港ランキングで1位を連発したチャンギ国際空港が世界の約300都市と繋がっていることも、ビジネスハブとも呼ばれる所以でしょう。また、シンガポールは最新の「世界の安全な都市ランキング」で第2位を獲得しており、比較的治安が良い国としても親しまれています。公用語が英語であることからも、多くの人に生活しやすい国であることは間違いありません。

 

 

一方のドバイも、かつてから存在していた悪い”中東のイメージ”が払拭され始めて、人気が急上昇しています。ドバイはイスラム教国ではあるものの、最低限のルールを守ってさえいれば慣習を強要されることもなく、英語も通じるため日常生活におけるハードルはかなり下がります。また、ドバイも生活費は高騰してきてはいますが、シンガポールと比較するとまだまだ安価です。そして、ドバイがここまで成長できた大きな要因の一つに、外資企業の誘致があげられます。今では100か国以上から8700社が集まるとも言われ、最近ではP&Gやペプシなどといった欧米の主要企業がドバイに駐在員を派遣するようになりました。生活がしやすいこともあり、家族連れでドバイに駐在する人の数も増えています。

 

最新の世界ベストシティランキング(Resonance Consultancyによる)では、ドバイが第5位、シンガポールは9位と、ドバイが上回る結果となりました。ドバイが世界トップのビジネスハブとして君臨するのも、時間の問題かもしれません。

 

 

ドバイが約1100兆円規模の大型都市計画発表

 

2023年1月、貿易と外国投資の大幅な拡大により、10年後に「世界の経済都市トップ3」入りと「世界の金融センターのトップ4」入りを目指すとして、ドバイが約1100兆円規模の大型都市計画を発表しました。2033年までに22兆円強の外国投資の誘致と30万の外国人投資家がこれを支援することになるとのことで、今後のドバイの発展が非常に楽しみです。

 

 

ドバイに世界中の大富豪が集まる3つの理由

 

テレビにも出演するほど有名な日本人投資家や著名Youtuber、世界的に有名な元サッカー選手まで、多くの大富豪がドバイに自宅や別荘を持つことで知られています。なぜ、それほどまでに世界の大富豪がドバイに集まるのでしょうか。その主な理由を3点解説していきます。

 

外資企業にとって魅力的なビジネス環境

 

ドバイには、フリーゾーンと呼ばれる経済特区が存在します。フリーゾーンは外資企業を誘致するために設けられており、100%外資でも企業を設立できたり、関税や法人税が免除されるなど、各種の優遇措置を受けることができます。したがって、外資企業も進出しやすいビジネス環境が整っているのです。

 

 

タックスヘイブンとも呼ばれる税制優遇

 

ドバイの一番の魅力といえば、法人税や個人所得税、消費税がかからないことです。これが、多くの富裕層が集まる大きな要因になっています。ただし、法人税に関しては、2023年6月以降の会計年度から、37万5,000ディルハム(約1,390万円、1ディルハム=約37円)を超える利益をUAE国内(フリーゾーン内取引を除く)で計上する企業に対し、原則9%が課税されることになるため、注意が必要です。

参照:日本貿易振興機構(ジェトロ)「政府が法人税の施行規則を発表」

 

 

需要の高まりが期待される不動産市場

 

ドバイには、高級物件が充実しています。海岸沿いには高層ビルが立ち並び、高級ホテルや高級マンションがあります。今現在も高級住宅や商業施設の建設が盛んであり、人口増加が続いていることからも、今後もさらに需要が増していくことが予想されます。したがって、自分自身が住むためのセカンドハウスとしてはもちろんですが、不動産投資先としても、非常に魅力的なエリアと言えるでしょう。ただし、知見のないエリアでの不動産投資は通常よりもリスクを伴うため、必ず豊富な知識と経験を持つ不動産会社に相談してみることをおすすめします。

 

 

まとめ

 

かつては「中東のシンガポール」を目指していたドバイですが、今ではシンガポールをも凌ぐ勢いで発展を遂げています。2023年に向けた大型都市計画も発表され、今後どんな都市へ成長していくのか非常に楽しみです。

 

次回の記事では、実際にドバイに不動産を持つことに興味がある、将来的にはドバイに住んでみたいという方に向けて、ドバイ居住のメリットやデメリットを解説していきます。お見逃しのないようご覧ください。

 

また、弊社アイ・インターナショナル株式会社は、2023年からドバイを始めとする世界の主要都市に本格的に進出していく予定です。

 

世界各国に不動産ネットワークを持つ当社だからこそ、お客様のニーズに合わせた幅広い海外不動産の投資プランをご提案させていただくことが可能です。不動産投資に少しでも興味があるという方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。

 

なお、本記事における解説情報はあくまで一般論であり、個別具体的な考え方や手法は投資物件によってケースバイケースです。より詳細な情報やノウハウ等については、お気軽にお問い合わせください。