2022年のカタールWカップが開催されたことも影響して、中東エリアはさらに注目を集めることになりました。中でも、近年とくにメディアでも話題にあがる都市があります。それが「ドバイ」です。ドバイは皆さんもきっと一度は耳にしたことがある、非常に有名な都市です。しかし、ドバイはどこに位置しているのか、どんな人達が住んでいるのかなど、その実態まで正確に把握している方は意外と少ないのではないでしょうか。
そこで、【不動産投資 ドバイ編】と題して、Part①〜⑨の9つの連載記事で多くの方が知っているようで知らないドバイについて解説していきます。第1回目の今回は、ドバイの基本情報やよく勘違いされているポイントについて解説しつつ、ドバイが誇るあらゆる「世界一」の観光名所をご紹介していきます。
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まずはドバイの基本情報から整理していきましょう。ドバイはアラビア半島に位置しており、日本からは直行便で約10〜11時間程度の距離にあります。時差は−5時間で、日本の方が先に時間が進んでいます。
また、ドバイは大きく夏季(4月〜10月)と 冬季(11月〜3月)に分けられます。夏季は最高気温が50℃を超えることもあり、日本人にとっては厳しい暑さですが、一方の冬季は平均気温が20℃~25℃程度で過ごしやすいため、ドバイを訪れるのであれば冬季がおすすめです。
以下は、補足のドバイ基本情報です。
国名 :アラブ首長国連邦(UAE)
人口:約347万人(ドバイのみ、2021年末時点)
公用語:アラビア語(英語も通じることが多い)
国教:イスラム教
通貨:ディルハム
ビザ:30日間以内の滞在ならビザは不要。
ドバイという名前自体はとても有名ですが、ドバイの実態まで正しく把握している方はさほど多くはありません。中には、よくある「中東」のイメージに影響されて、実態とは異なる印象をお持ちの方もいるでしょう。こちらでは、よくあるドバイに関する3つの勘違いについて解説していきます。
おそらく、たくさんの方が勘違いされていると思われる点がこちらです。上記の基本情報をご覧いただいた方はすでにお気づきかもしれませんが、実はドバイ自体は「国」ではございません。アラブ首長国連邦(UAE)という国家の中の一つの都市なのです。アラブ首長国連邦という名前より、ドバイの方が知名度が上がってしまっているので、勘違いしてしまうのも無理はありません。
地図を見るとわかりやすいでしょう。こちらは、アラビア半島の地図を一部切り取った地図ですが、アラブ首長国連邦という一つの国の中にドバイが位置しているのがわかります。
ドバイの総人口は約347万人(2021年末時点)で、東京の約4分の1程度しかいません。特筆すべき点は、人口の9割を外国人が占めているということです。そのため、ドバイでアラビア人を見かけることはそれほど多くはありません、なぜそんなに多くの外国人がドバイにやってくるのか気になりますよね?その答えは・・・今後の連載記事で詳しく解説しますので、楽しみにお待ちください。
中東エリアといえば、何と言っても石油のイメージが強いでしょう。そのため、ドバイも豊富な石油資源をもとに収入を得ていると思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実はドバイからはほとんど石油は取れないのです。その代わりに、貿易業や観光業、不動産業が非常に発展しており、非石油事業からの収入が大半を得ています。したがって、ドバイに行っても実際に石油王に会うことはマレでしょう。
実はドバイには、「世界一の〇〇」がたくさんあることをご存じでしょうか。ここからは、その中でもとくにおすすめの観光スポットを3つご紹介します。
1つ目は、ドバイと言えばこれというほど定番の「ブルジュ・ハリファ」です。人口建造物で世界一の高さ828mを誇る超高層タワーで、高層ビルが立ち並ぶドバイの中でも際立って見えます。タワーの中にレストランや展望台がある超人気スポットで、当日券は売り切れることがほとんどであるため、事前に入場チケットを入手しておくことをおすすめします。
2つ目は、長さ275m・高さ最大150mで世界一の噴水ショーと言われる「ドバイ・ファウンテン」です。お昼から夜にかけて1日13回もショーを行っています。時間帯や観覧場所によって様々な見え方を楽しむことができるので、タイミングが合えば複数回ショーを見てみることをおすすめします。
3つ目は、日本でもお馴染みのスターバックスです。意外と知られていないのですが、ドバイには世界一美しいと言われるスターバックスがあります。「イブン バトゥータ モール」という巨大なモールの中にモスクと言われる礼拝堂があり、そこに店舗が構えられています。インスタ映えもするおしゃれな空間です。
今回は、近年に非常に注目を集めているドバイについて、よく勘違いされているポイントとともに解説しました。意外と知っているようで知らなかった内容もあったのではないでしょうか。
次回の記事では、アラブ首長国連邦の首都である「アブダビ」を取り上げて、ドバイと比較しながらその違いを解説していきます。
なぜ首都であるアブダビではなく、ドバイがここまで知名度を上げることができたかのヒントが隠されていますので、ぜひお見逃しのないようご覧ください。
また、弊社アイ・インターナショナル株式会社は、2023年からドバイを始めとする世界の主要都市に本格的に進出していく予定です。
世界各国に不動産ネットワークを持つ当社だからこそ、お客様のニーズに合わせた幅広い海外不動産の投資プランをご提案させていただくことが可能です。不動産投資に少しでも興味があるという方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。
なお、本記事における解説情報はあくまで一般論であり、個別具体的な考え方や手法は投資物件によってケースバイケースです。より詳細な情報やノウハウ等については、お気軽にお問い合わせください。